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24期同期会

第24期 同期会報告    富川一男

 一昨年10月19日に「最後になるかもしれない」24期同期会を開催してから2年、平成30年11月14日、第17回になる「祝傘寿・最後の同期会」が前回と同じ、上野・東天紅に於いて開催されました。

 前回開催後、次回を開催するか否か、30年6月に各クラス幹事で協議の結果、80歳になることもあり「最後の」同期会を開くこととし、世話役は富川一男が務めることになりました。

 今回の出席者は65名と前回よりやや少なくなりました。2年の時の考えれば、仕方ないことでしょう。今回、最後の会ということもあり、母校の現在の学校長・中山博之先生にご出席頂きました。

 会場の上野・東天紅6階「ソールの間」は明るく、眼下に不忍池、目を上げるとスカイツリーが望める室で、今回の設営に当たっても2組Tさんにご尽力頂きました。

 11時半開場、母校の校歌・応援歌が流れる中で出席者が三々五々入場、クラス毎に分けられた丸テーブルに着席、講談が始まります。

 正午に開会、世話役の富川から、今回の会を開くに至った経緯を説明、次いで長年にわたって同期会を続けてこられたのは、福原伸之さん、故藤田宏司さんのご尽力の賜物であるとして両氏に対し感謝の言葉がありました。続いて最近出版された内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」の冒頭に、都立商業高校の「八十歳大台間近の同期会」のシーンが描かれており、今回の我々の会を見ているようだ―――との話がありました。

 次いで、札幌から上京の2組鈴木富夫さんの発声で乾盃、宴に入りました。

 しばらくして、中山先生が登壇され、西郷さんが流された奄美大島出身であると、方言を混じえながら自己紹介をされ、次のようなお話がありました。

 一、母校は平成30年1月、創立90周年を迎えた。

 二、草創期は「リトルジェントルマンたれ」の方針の基、英語テキストの使用。

  「倫理」の勉強、大陸への旅行などが行われた。戦中には造船工業科が併設された時もあった。

 三、戦後、昭和24年に女子生徒4名が入学。

   41年に男女比が逆転し、現在は女子7:男子3の割合である。

 四、現在の進路は、進学、就職半々で、職率は100%である。

 五、創立100周年に向け進めていきたい。そして、「先輩方が百寿に向かってご健勝をお祈りする」と結ばれた。

 その後も、校歌・応援歌を全員で明るく元気に歌った後、富川から「脳を鍛えるには運動が最適」との説を紹介し、お迎えが来るまで心身とも元気で暮らそうと挨拶して、名残惜しい会は閉会となりました。

 なお、今回までの余過剰金を活用し、前回に無肥料、無農栽培についてスピーチされた6組清水精二さん経営「精華堂」の自然栽培米を原料とする「あられ」をお土産としました。

 一応今回17回をもって24期同期会は終了することになりましたが、席上、趣味同好会のような形で続けてはどうか、とのご意見がありましたので、有志の方々で何らかのやり方で縁をつなげていただければと思います。

以上

第24期 「祝傘寿 最後の同期会」 於:上野 東天紅  東京都立第三商業高等学校長 中山博之

 三商の大先輩方、こんにちは。東京都立第三商業高等学校 校長の 中山博之でございます。本日は、「祝傘寿 最後の同期会」にお招きいただき、有難うございます。

三商の校長として初めての同期会への参加です。こちらから拝見しますと、皆さん本当にお元気な様子であり、「人生100年時代」を実感させられます。記念すべき同期会へのお招き有難うございます。また、昨年度まで同窓会副会長でありました、尾坂富美子さんには日頃から大変お世話になり、有難うございます。世話役の富川一男さんからは、丁寧なお手紙を2度も頂戴し、誠に有難うございました。三商卒業後、80歳になるまで、隔年で同期会を継続していることに敬意を表します。

 初めてお目にかかる方々も多いかと思いますので、自己紹介をさせていただきます。昭和34年11月2日生まれの59歳、あと1年で定年退職になります。従いまして、先輩方が三商を卒業した当時には、私はまだ生まれていませんでした。出身は鹿児島県、奄美大島です。ちょうど今年が日本が近代国家へと始動した明治維新から150年、ということでNHK大河ドラマで「せごどん」を放映しています。西郷隆盛は、2度・3度、島流しになりましたが、奄美大島に流され、愛かなと住んでいた家が今でも観光名所になっています。かつて、司馬遼太郎が、「桜島を背に日本を見渡すと、将来このままで良いのか、自分にできることは何か。」をついつい考える、と本に記していました。それを見習って、私も学生時代に郷里に帰省する度に桜島を背にして自分の将来、日本の将来を考えたものでした。

 さて、先輩方が三商に入学した昭和29年度は、第2代今村直人校長から第3代伊澤信治校長に変わった時期です。私で本校第20代校長となりますが、並行して、全国商業高等学校長協会・公益財団法人全国商業高等学校協会 第28代理事長も拝命しています。先輩方も検定取得に頑張った全商検定を実施している協会です。全商協会は校長会が昭和23年5月28日設立、財団法人が昭和31年4月1日に設立され、平成23年4月1日から公益法人となりました。本校の財団が公益法人となった同時期です。全商協会の初代理事長は、本校第2代今村直人校長です。その後、3代理事長は本校第4代石田壮吉校長、5代理事長は本校第5代清田栄一校長、12代理事長は本校第8代笠井重徳校長、15代理事長は本校第12代小澤新一校長、そして、28代理事長が本校第20代校長の私となります。

 昨年のティアラこうとうで開催した「創立90周年記念式典 及び 祝賀会」に参加された方々には、改めて御礼申し上げたいと思います。本校は、昭和3年1月31日に東京府立第三商業学校として創立し、第1期生は、明治小学校幼稚園跡で授業を開始し、同年8月に数矢小学校に移転、昭和5年4月に校舎第1期工事が完成して現在の地に移転しました。

 設立時の草創期は、「リトルジェントルマンを創る」「三商生は小紳士」「制服は背広にネクタイ」「満州・朝鮮・支那方面への商業大視察旅行を実施」「修学旅行はサンフランシスコ」「朝礼は毎日、上級生の指導講和を実施」「授業は7時間、土曜日も6時間授業」「上級生は下級生に英語と漢文を教える指導授業を実施」「修身の教科書に論語を使用」「英語経済はジイドの経済原論の原書を使用」「英語商事要項の名称でグレビーのビジネスメソッドを習得」「卒業式後は帝国ホテルで祝賀晩餐会」等々、これらのフレーズを聞いただけでも、壮大な理想に基づく教育活動を実践していた設立草創期や興隆期の様子を過去の記念誌から読み取ることができます。

 昭和10年代は、折りしも戦争へ向かう時期、国策により造船工業に転換を余儀なくされ、一時期は造船工業学校が併設されました。昭和15年より定時制課程を併設、さらに、学制改革により、昭和23年7月に現在の東京都立第三商業高等学校と改称され、戦前の草創期、興隆期、そして戦中期、戦後の混乱期を乗り越え、平成30年1月、めでたく創立90周年を迎えました。今後、創立100周年に向け、歩み始めたところでございます。三商生の男女構成比率ですが、昭和24年4月、初めての女子生徒が4名が入学、昭和25年4月、女子生徒30名入学(第20期生)、昭和41年4月、男子201名、女子262名、計463名となり、男女比が逆転し、現在は、女子7割、男子3割の構成となっています。三商は不況知らずであり、現在も約1,200社の求人票を頂いており、就職に関しては100%を維持しています。また、近年は進学希望者も多くなり、卒業生の5割が就職、5割が進学という状況です。三商の卒業生の企業から求人をもらい、毎年1~2名採用していただいている会社もございます。ここにお集まりの先輩方の会社で採用を考えている方がいらっしゃいましたら、是非、進路指導部に連絡をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 日本が近代国家へと始動した明治維新から150年、世界史的に見ると、産業革命から250年、第一次世界大戦終結から100年、男性の4人に1人、女性の3人に1人が65歳以上の高齢者となった年、平成最後の年に「祝傘寿 最後の同期会」が開催されます事に敬意を表するとともに、この場に参加している先輩方一人一人の、卒寿、百寿へと益々ご健勝を祈念しまして、私の挨拶とさせていただきます。

40回目のクラス会「ミニミニ会」報告                  24期 横田豊一

雨の予想が曇り空に、そしてさわやかな天気になり、気持ちのよい5月19日(土)を迎えました。

都立三商ミニミニ会、開始してから丁度40回目、この素晴らしい年に上野東天紅では19名の方々が、時間前に全員集まり、何時もより少し早めの11時45分から、懇親会を開催しました。

先ず、幹事二人からご参加して頂いた皆様にお礼を兼ねて挨拶をさせて頂きましたが、特に尾坂さんは同窓会副会長の立場から母校三商の10年後(百周年)と同窓会の経過についてお話がありました。皆さんの発案で本年4月以降に傘寿を迎えられた方々の内、田中淑子さんが代表となり音頭をとって頂き、全員で声高らかに杯を挙げ乾杯しました。そして次々と出される御馳走と数々のお酒類に、楽しいひと時がいよいよ始まりました。

宴たけなわで、すでに胸襟を開かれた皆さんから、それぞれの近況を語ってもらいましたが、特に後期高齢者を迎えてから、足腰が弱くなっている現実から健康維持の為にいろいろな健康法をやっているとのお話が、非常に参考になりました。目的を持って日々を過ごされる事は大事ですね。

我々のやがて行く道は、段々と迫って来てはいますが、丁度幼児期に戦争を経験し、戦後焼け野原で零から出発してきた私達だからこそ、今生きている有難さに感謝して、毎日を大切に過ごして行きたいですね。お体を痛めてミニミニ会に出たくとも参加出来ない方々を思うと心が痛みます。

世の中の急速な変化に巻き込まれない様に、しっかりと足を地に付けて日々を過ごしましょう。

一次会、二次会を通じて皆様には久しぶりに懇談が出来たと思いますが、最後にまた来年もミニミニ会をやろうよ!との声を聞き、浅賀氏、相馬さん、吉田立子さん、それに横田の4人が来年の世話役を務める事になりました。会場は上野東天紅、そして日程は平成31年5月18日(土)です。来年は第41回目になります。

2018.5.21 24期同期会写真

39回目のクラス会「ミニミニ会」報告                  24期 尾坂富美子

 九段会館で行われた三商50周年祝賀会に集まった有志でクラス会を立ち上げようと開いたのが始めで、今年で39回に至りました。

 30代後半の若き日から酸いも甘いもかみわけた面々となり17名が上野東天紅に5月20日に集いました。常に事務局として活躍してくださる横田さんのお陰と、また交代で幹事を引き受けてくれるクラス仲間が助け合い、今年も楽しくすごす事が出来ました。ミニミニ会のネーミングは32年卒3年2組のことです。24期は昨年10月19日に東天紅で16回(3年おき)同期会を開催しました。

 今年は三商90周年の祝典が11月11日(土)にティアラこうとうで行われます。式典・祝賀会に参加され若い方もクラス会・同期会・同窓会と繋げてくださる事を願っております。来年はいよいよ40回目のクラス会です。

24期同期会報告                          3組 尾坂富美子

平成28年10月19日に3年おきの16回目の同期会を上野東天紅で開催致しました。

体の衰えもおあり、出席人数50~60名位と思っておりましたが、当日参加者もいたりで74名となりました。9組富川さんの司会、樽見生徒会長の挨拶、3組尾坂により開催に至るまでの説明、来年三商90周年に向け、皆様の参加を呼び掛けました。配布物は会報、名門三商(週間エコノミスト)のコピーしたものです。

札幌、松山、大阪と遠方からも駆け付けてくださり懇親会は眺めの良い六階のブライダルホールでの腰掛けての食事、懇談ができたことで賑やかな会となりました。途中6組の清水さんにより、自然栽培農法で一躍有名になった青森りんご農園の木村式自然栽培、それに有機栽培、慣行栽培など簡単に説明され体に害のない食物を収穫する事の大切さを語ってくれました。その後8組の長井さんによりクラス毎の記念写真を撮っていただき、最後は2組渡辺さんの指揮で校歌、応援歌を声たからかに歌い、名残り惜しみながらの散会となりました。

24期同期会のお知らせ(昭和32年卒)

3年毎の同期会の年がまいりました。(16回)
下記の通り決まりました。

日時  平成28年10月19日(水) 
            受付 11:30

            開会 12:00

会場  東天紅 上野本店 ℡.03-3828-5111
    台東区池之端1-4-1

会費  7千円

長年事務局を一手に引き受けて下さっていました藤田宏司様が昨年八月にご逝去されましたことにより今回が最後となると思われます。皆様お誘いの上ご参加下さい。

幹事
1組 宇留野 幸夫、牧野 和子、松永 孝子
2組 浅賀 弘光、相馬 慶子
3組 尾坂 富美子
4組 清瀬 通夫、岸 和子
6組 清水 精二
7組 山口 健二
8組 伊勢戸 正次、鈴木 鋭夫
9組 富川一夫

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